いつも当院のブログをお読みいただきありがとうございます!東京都台東区にある秋葉原総合歯科クリニック 院長の野村です!前回までのブログでは「親知らずとは何か?抜歯する必要はあるのか?」というテーマで色々と書かせていただきましたが、今回は実際抜歯が必要と診断された後の治療の流れや注意事項についてお話をさせていただきます。
親知らずの抜歯について
レントゲン(X線やCTスキャン)などの画像を用いて親知らずの位置や状態を確認し「抜歯が必要」と判断された場合、患者様には抜歯をするかどうかご検討いただくことになります。歯科医師より親知らず抜歯処置に関する一連の流れ、リスク、注意事項など説明をさせていただき、最終的に患者様ご自身で抜歯するかどうかご判断いただきます。抜歯することに同意された場合、いつ処置するかをお決めいただきます。
親知らず抜歯の流れ
①体調面に問題が無いか確認し、当日抜歯が可能かどうか判断します。
②抜歯中に痛みがでないように麻酔を打ちます。
③専用の器具を使って親知らずを固定している骨(歯槽骨)や軟組織(歯肉)と歯を分離させ抜歯します。
④抜歯窩(ばっしか:歯が抜けた部分の穴)に残った破片や汚れを除去して綺麗にし、止血処置をします。
⑤30分程度ガーゼを噛んで止血をします。
親知らず抜歯にあたっての注意事項
【抜歯前】
①抜歯処置をおこなう前日はしっかりと睡眠をとってください。
②栄養バランスの良い食事をしっかりとって体調を整えてください。
③服用しているお薬などがあれば必ず歯科医師までお伝えください。患者様が服用している薬を事前に把握することでより安全な処置をおこなうことができます。
【抜歯後】
①歯科医師の指示に従い、抜歯後30分はしっかりとガーゼを噛んで出血を止めてください。
②当日~翌日までは強いうがいはお控えください。強くうがいをすると抜歯窩にできた血のかさぶた(血餅)が取れてしまい、傷の治りが遅くなります。口に水を含んで吐き出す程度の優しいうがいを心がけてください。
③処方したお薬(痛み止めや抗生剤)は、歯科医師の指示通りに時間や容量を守ってしっかり飲んでください。
④抜歯箇所が熱を持ち冷やしたい場合は、水で濡らしたタオル等を患部付近の頬に当ててください。(キンキンに冷えた氷などは避けてください)
⑤抜歯当日は飲酒・喫煙・激しい運動・湯舟への入浴は避けてください。※入浴はシャワー程度にしてください。
⑥歯科医師から消毒の指示があるので、必ず来院して患部を見せ消毒にいらしてください。