30代で増える歯周病のリスク!注意したい症状と予防法を解説

「歯周病って、高齢の人がかかる病気でしょ?」

歯周病について、そう思っている若い方も多いのではないでしょうか。

しかし実は、30代を迎えると、歯周病になる人の割合は急増します。

歯茎が下がってきたり、歯が少しぐらついたりする・・。
その症状は、もしかしたら歯周病かもしれません。

本記事では、30代で増える歯周病のリスクと、注意したい症状・予防法を解説します。

「自分は歯周病になってない?」と不安な方は、セルフチェックもぜひ参考にしてくださいね。

目次

30代で進行するリスクがある『歯周病』とは?

歯周病とは、歯茎の病気です。「歯周病菌」に感染することで起こります。

初期段階では歯茎に炎症が出ますが、進行すると歯を支える骨が解け、最終的には歯がぐらついて抜けてしまう場合もあります。

歯周病の特徴は、痛みや違和感が少なく、自覚症状が薄いこと。

そのため「歯茎が腫れて、血が出るけど・・」と放置した結果、気づいたら「進行していた」となりやすいのが、歯周病の怖いところです。

とくに30代は、歯周病の進行リスクが高い年代であるため、注意が必要です!

厚生労働省の調査によると、進行した歯周病を有する者(4mm以上の歯周ポケットを有する者)の割合は、15~24歳が17.6%、25~34歳が32.4%35~44歳では42.6%だと報告されています。

▶参考:厚生労働省「平成28年 歯科疾患実態調査

この結果から、30代の少なくとも3人に1人は歯周病にかかっていることがわかります。
“歯周病予備軍”を含めれば、その数はさらに増えるでしょう。

日本人が歯を失う原因の第1位である歯周病は、心筋梗塞や脳卒中など、全身への健康被害をもたらす病気でもあります。

歯周病リスクが高まる30代。その後の人生を健康に過ごせるかを決めるポイントは、「歯周病リスクを回避すること」といっても過言ではないのです。

なぜ30代で歯周病のリスクがあるのか?

なぜ30代では、歯周病のリスクがあるのでしょうか?
ここからは、その理由を4つご紹介します。

ライフスタイルが変化しやすいから

30代は、ライフスタイルが変化しやすい年代です。
働き方が変わったり、子育てが始まったりするなど、「生活が一変した」という方も少なくないでしょう。

仕事に家庭にと忙しいため、睡眠不足・ストレス過多・不規則な生活などによって、免疫が落ちやすい時期だともいえます。

歯周病は免疫力とも密接に関係しているため、結果として、歯周病を招く可能性が高まるのです。

ホルモンバランスが崩れやすいから

ホルモンバランスの崩れは、とくに30代の女性に多い歯周病のリスク要因です。
実は女性ホルモンと歯周病には、深い相関関係があります。

妊娠・出産のタイミングを迎えることの多い30代は、女性ホルモンの分泌が多量になることで、男性よりも歯周病を引き起こしやすいといわれます。

30代女性は、とくに歯周病に要注意です。

歯のメンテナンスが疎かになりやすいから

日々、忙しく目の前のタスクに奔走していると、どうしても健康意識が低くなりがちです。

歯磨きもその1つでしょう。

子どもを優先して自分のことができなかったり、残業疲れで帰宅後そのまま寝てしまったりするといった場面も、この世代では珍しくないはずです。

30代は、歯のメンテナンスが疎かになることで、歯周病の“早期発見のチャンス”を逃しやすい時期だともいえます。

歯科検診を受ける機会が減少しがちだから

子どもの頃、学校で毎年、歯科検診をした記憶がある方もいるのではないでしょうか?

しかし、現行の歯科健診制度は、高校までが義務の対象。

働き始めてからは、「痛くなったら歯医者に行く」という方も多いはずです。

歯科検診を受ける機会が減少しがちな30代は、結果として、「気づいたときには歯周病になっていた・・」という事態に陥りやすいといえます。

30代が注意したい歯周病の症状

ここからは、30代が注意したい歯周病の症状を3つご紹介します。

見た目でわかる歯周病の症状もご紹介するので、身に覚えがないか、自分に当てはめてチェックしてくださいね。

歯茎の腫れや出血が見られる

歯周病の初期症状には、歯茎の腫れや出血が見られます。

✓ 歯茎が腫れ気味
✓ 歯茎が赤や紫、黒っぽくなる
✓ 歯磨きだけで出血する

この段階では、痛みがないのが特徴です。
そのため、「日頃から出血しているけど、放置している」といったケースは要注意です!

口臭が悪化する

歯茎の炎症がさらに進行し、歯周ポケットが4mm以上になると、細菌の数が増えて口臭が悪化します。

この段階で見られる症状は、以下のとおりです。

✓ 口臭がきつくなった
✓ 歯茎から膿が出ることがある
✓ 起床時、口のなかに不快感がある

歯周病になると、歯茎の組織が破壊される際に、毒性物質が排出されます。
朝起きたときに、妙な味やネバネバを感じるのもそのためです。

「人から指摘されるレベルの口臭がある」場合、歯周病が進行している可能性が高いといえるでしょう。

歯がぐらつき始める

歯がぐらつき始めるのは、歯周病が重度まで進行している証拠です。

✓ 歯を触るとぐらつく
✓ 歯が前後・左右・上下に動く
✓ 食事がしづらくなる

このレベルの歯周病になると、歯を支える歯茎が破壊されるだけでなく、顎の骨まで溶けてしまうケースもあります。

最終的には歯が抜けてしまうおそれも・・。

歯周病は進行が早いので、重症化する前に、歯科医院を受診しましょう。

30代から始める歯周病予防とは?

歯周病は予防ができる病気です。
ここからは、30代から始める歯周病の予防法を、3つご紹介します。

正しいセルフケアを習慣にする

歯周病予防のためには、まず正しいセルフケアを習慣にすることです。

食後の歯磨きはもちろんのこと、歯間ブラシやフロスなどの補助アイテムを活用し、清掃効果を高めましょう。

汚れたお口でいるのは、みずから歯周病になろうとするのと同じこと。

自分の磨き残しやすい箇所を知って、適切にブラッシングすることも重要です。

規則正しい生活を意識する

規則正しい生活を意識することで、歯周病のリスクを減らせます。

それは、歯周病が免疫力と深い関係があるからです。
多忙を極める30代にとって、日々を規則正しく過ごすのは大変なことかもしれません。

しかし、栄養バランスのよい食事や、睡眠時間の確保、ストレスを溜めずに過ごすなど、できることから実践しましょう。

喫煙は、歯周病の大きなリスク要因です。健康維持のためにも、控えるのが望ましいです。

定期的に歯科検診を受ける

歯科医院での定期的な歯科検診は、歯周病予防に高い効果があります!

検診時のクリーニングでは歯石・歯垢の除去だけでなく、磨き残しやすい箇所の指導もしてくれます。

お口の状態によっても異なりますが、少なくとも半年に1回は、歯科医院での定期検診を受けましょう。

30代から歯周病予防を始めることは、生涯、自分の歯で楽しく食事をし続けるための、賢い選択です。

歯周病は予防が肝心!秋葉原総合歯科クリニックで状態をチェックしよう

30代でリスクが急増する歯周病は、特に初期では、自覚症状が少ないのが特徴です。

一方で、進行性の病気でもある歯周病は、予防がなによりも肝心だといえます!

すでに違和感がある方もそうでない方も、まずは一度、歯科医院でチェックすることをおすすめします。

秋葉原総合歯科クリニックは、歯周病予防に力を入れ、歯周病治療にも多くの症例を手がけている歯科医院です。

大学病院レベルの医療環境を整える当院では、予防に最適、かつ気持ちの良いオーラルケアを叶える『エアフロー』を取り入れております。

保険適用のクリーニングでは行き届きにくい“歯周ポケット”の内側などの汚れを、特殊なジェット噴射で優しく取り除けるエアフローは、健康意識の高い方を中心に広がっています。

保険適用の歯周病や虫歯治療にくわえ、当院の自費診療では、保険外の範囲までカバーする質の高い治療をご提供しています。より幅広く、満足度の高い医療が受けられます。

忙しい30代の方でも通っていただきやすいよう、平日は20時まで、土日診療もおこなっております。

「歯周病になっていないかチェックしたい」、「気になる症状がある・・」という方は、秋葉原駅から徒歩5分の当院まで、お気軽にご相談ください!

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