虫歯の再発を防ぐためのポイント

いつも当院のブログをお読みいただきありがとうございます!秋葉原総合歯科クリニック 院長の野村です。

前回のブログは「虫歯が再発してしまう原因について」というテーマで書かせていただきましたが、今回はその続きで「虫歯の再発を防ぐためのポイント」についてお話させていただきます。それでは、虫歯の再発を防ぐために具体的にどのような点を心がければ良いのか、詳しく解説させていただきます。

 

①毎日のセルフケア(口腔ケア)を怠らない

虫歯治療において一番大事なポイントは、やはりご自宅で行なっていただく「セルフケア(口腔ケア)」となります。正しいやり方で毎日しっかりとケアをすることで、虫歯の再発を抑えることが可能になります。また歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯の汚れは6~7割程度しか落とすことができません。ブラシの毛先が届かない部分へのフロスの使用、虫歯の予防効果のあるフッ素が含まれている歯磨剤の選択、マウスウォッシュの使用などもおこない、可能な限り汚れを落としお口の中を綺麗に保ちましょう。特に就寝中は唾液の分泌量も少なく、お口の中の細菌が繁殖しやすい状態になっています。就寝前の口腔ケアを特に丁寧におこないましょう。

②汚れのつきにくい詰め物・かぶせ物の素材を選ぶ

詰めもの・かぶせものを大きく2つに分けると「金属素材」「非金属素材」のものに分類ができます。特に、保険治療で使われる「銀歯(金銀パラジウム合金)」や「レジン(歯科用プラスチック)」素材に関しては、汚れが付きやすく虫歯の原因になる細菌が繁殖しやすくなります。一方で「セラミック」や「ジルコニア」といった素材は、表面が陶器のようにツルツルなのでプラークがつきにくい特徴があります。セラミックやジルコニアは保険の効かない自由診療となっており、治療費が高額になるというデメリットがありますが、再発防止という観点ではおすすめの素材となります。虫歯治療をおこなう際にはよく検討されるとよろしいかと思います。

③歯科医院での定期検診(プロケア)を受ける

毎日どんなにしっかりとセルフケアをしても、ブラシが届きにくい歯の奥や隙間などにはどうしても汚れ(プラーク)が溜まりがちです。プラーク(歯垢)の状態なら自身のセルフケアで落とすことができますが、プラークが歯石になってしまうと、プロ(主に歯科衛生士)でないと除去することができません。数ヶ月に一度でも良いので、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。また、検診時に歯科医師によるチェックを受けることで、歯や口腔粘膜の異常を早期発見することができます。虫歯が大きくなってしまうと、削らなければならない部分が増えるなど大がかりな治療になってしまう場合があります。早いタイミングで発見することができれば、短時間かつ最小限の治療で済ますことが可能です。皆さん忙しいとは思いますが、虫歯治療が終わった後もぜひ定期的に歯の検診をお受けいただくことをお勧めします。

 

 

虫歯の再発を防ぐためのポイントやセルフケアのコツを知りたい、虫歯治療時の詰め物・かぶせ物について詳しく話を聞いてみたいという方は、お気軽に当院の歯科医師または歯科衛生士までお声がけください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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