マスクを外す機会が増えた今、歯の黄ばみが気になっている方も多いと思います。
しかし、「歯科医院でホワイトニングすると費用がかさんで手間もかかりそう…」と一歩踏み出せない方も少なくありません。
そこで近年注目されているのが、自宅でできるホワイトニングです。
本記事では、自宅でのホワイトニングについて、メリットやデメリット、使用方法、費用などを詳しく紹介します。
自宅でのホワイトニングの注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホワイト二ングは自宅でできる?
結論からお伝えすると、ホワイトニングを自宅でおこなうことは可能です。
自宅でのホワイトニングは『ホームホワイトニング』と呼ばれ、歯の汚れ落としや色を白くする効果が期待できます。
ただ、自宅でのホワイトニングにはいくつか種類があり、それぞれの方法と特徴を把握しておくことが大切です。
そこでまずは、自宅でできるホワイトニングの種類と特徴、やってはいけないホワイトニングについて知っておきましょう。
自宅でできるホワイトニングの種類
自宅でできるホワイトニングの5つの種類と、メリット・デメリットを以下の表にまとめてみました。
種類 | メリット | デメリット |
ホワイトニング用歯磨き粉 | お手軽でコストがおさえられる | 長期間使用すると逆効果になることもある |
歯の消しゴム | お手軽でコストがおさえられる | 過剰に使用すると歯のエナメル質を削ってしまう |
自宅で出来るLEDライトのホワイトニング | 継続することで元の歯の白さを取り戻すことができる | 1回のホワイトニングでの効果は小さく、白さを実感するには時間がかかる |
歯のマニキュア | お手軽でコストがおさえられる | 持続性がなく、色が不自然になる可能性がある |
ホームホワイトニング | 市販商品では実現できない白さが得られる ・安全 | マウスピースの製作・着用が必要 |
ドラッグストアなどで販売されている市販品には、手軽で安いというメリットがありますが、「一時的な白さ」しか得られない商品もあるので気をつけなければなりません。
とくに「研磨剤」が入っているホワイトニング用の歯磨き粉や歯の消しゴムは、長期的に使うと歯の表面が削れてしまい、かえって着色しやすくなる可能性があります。
やってはいけないホワイトニングとは?
巷にはさまざまなホワイトニング方法がありますが、そのなかにはトラブルに繋がる方法も紛れ込んでいます。
たとえば、以下のような方法があります。
●果物の皮で磨く方法
●メラミンスポンジで磨く方法
●重曹と塩を混ぜて歯に塗り、アルミホイルで覆う方法
これら3つの方法は歯の表面を傷つけたりエナメル質を溶かしたりと、歯にとってよくないホワイトニング方法です。絶対におこなわないようにしましょう。
自宅で気軽に歯を白くできる『ホームホワイトニング』とは?
ホームホワイトニングとは、歯科で作った専用のマウスピースを自宅で装着し、歯を白くするホワイトニング方法です。
専用のマウスピースの内側にホワイトニング剤を入れて装着するという簡単なものですが、最初に歯科でのマウスピース製作が必要で、指導を受けながら進めていきます。
具体的には次の2回の通院が必要で、あとは自宅で好きなタイミングにホワイトニングできるので、少ない負担でホワイトニングできます。
●1回目:マウスピースを作るための型取り
●2回目:完成したマウスピースの適合の確認および注意事項の説明
そもそも、ホワイトニングとは本来の歯の色よりも白くすることを指すもので、市販のホワイトニング商品は「本来の歯の色に戻す効果」しかありません。
自宅にいながら本来の歯以上に白くするには、ホームホワイトニングが唯一の方法となります。
メリットやデメリット
【メリット】
ホームホワイトニングの代表的なメリットは、次のとおりです。
●歯を削らなくてよい
●日中や寝るときなどタイミングが選べる
●最低限の通院でできる
●透明感のある白い歯になる
●白さが長持ちする
ホームホワイトニング最大のメリットといえるのが、自宅で本格的なホワイトニングができることです。
歯を白くするためには、黄ばみを分解するための「過酸化物(過酸化水素、過酸化尿素)」という成分が必要ですが、日本の法律では市販のホワイトニング商品への配合は許されていません。
そのため、ホワイトニングで歯を白くしたい場合は、歯科に通う『オフィスホワイトニング』もしくは、『ホームホワイトニング』のどちらかになります。
ホームホワイトニングのほうが、オフィスホワイトニングに比べて、色の後戻りがゆっくりなので、白さが長持ちするのもメリットの1つです。
【デメリット】
一方、ホームホワイトニングには、次のようなデメリットがあります。
●効果を感じるまでに時間がかかる
●指示通りに施術しなければならない
●白さ調整が難しい
●費用がかかる
ホームホワイトニングで使う薬剤は弱めのため、効果を感じるまでに時間がかかります。
「早く白くしたい」という思いで指示を守らず、薬剤の量を増やすことはできません。
歯科医師の指導のもとおこなうことで、トラブルを最小限におさえた自宅でのホワイトニングが可能になるのです。
ちなみに、当院では3ヶ月ほどおこなうことで、開始時より白い歯になることが確認できています。
ホームホワイトニングは市販のホワイトニング商品よりも費用がかかります。
ただ、市販のホワイトニング商品には、歯科医院で購入できるジェルのような成分が含まれていないため、効果の出ない市販品を買い続けるよりも結果的にコスパがよいと考えられます。
治療の手順と使用方法は?
ホームホワイトニングは、次の手順で開始します。
- 歯科医師でマウスピース作成
- 完成したマウスピースとホワイトニング剤を受け取る
- 指導通りに自宅で施術する
- メンテナンス(効果測定)
ホワイトニングのジェルは、基本的に1本を一週間分としてお使いいただけます。
どの程度の白さを目指すかにもよりますが、どのくらいジェルを使用するかによって、必要な本数が決まります。
使用方法はとても簡単で、ホワイトニングジェルをマウスピースの内側に塗り、歯磨き後の歯に装着するだけ。
指示を受けた時間装着したら、マウスピースを外して歯磨きをして完了です。
費用はどれくらいかかるの?
ホームホワイトニングの費用相場は、15,000円〜50,000円程度となっています。
このうちマウスピースを作るのに約10,000円〜45,000円ほど、薬剤が3,000円〜5,000円程度に設定されているのが一般的です。
ちなみに、秋葉原総合歯科クリニックでは、16,500円~となっております。
なお、歯科によって使用するジェルの種類が異なるため、その分料金設定もさまざまです。
使用する薬剤によって濃度も変わるため、効果を得るまでの期間や費用も変動します。
また、ホワイトニングを開始したあとは、追加でジェルを購入する場合と、新しいマウスピースを作る場合にのみ費用がかかります。
自宅でホームホワイトニングをする際の注意点は?
自宅で本格的なホワイトニングができるホームホワイトニングですが、いくつか注意したいポイントがあります。
間違った方法でホームホワイトニングをおこなうと、きれいな歯になるどころか傷んでしまう可能性もあるので、次の注意点を守りましょう。
●必ず指示を守る
●ホワイトニングした直後は飲食しない
●マウスピースを強く噛まない
ホームホワイトニングで使うジェルは、多く使えば早くホワイトニングできるというものではありません。
決められた用量以上のジェルを使うと、知覚過敏や炎症などのトラブルを招く可能性があるので、必ず指示どおりにおこないましょう。
また、ホワイトニング直後の飲食はしないように気をつけるとともに、ホワイトニング期間中はコーヒーや赤ワイン、コーラ、烏龍茶などの着色しやすい食品は避けるようにしてください。
自宅でホワイトニングをするなら『歯科医院』の薬剤が効果あり!
ホームホワイトニングは、自宅で手軽にホワイトニングしたい方にぴったりの方法です。
ホワイトニング効果のあるジェルを使うので歯を削る必要がなく、安全で長持ちする点も大きな魅力ですね。
『秋葉原総合歯科クリニック』では、診療内容ごとに専門性の高い医師が連携して患者様をサポートしています。
幅広い視点から治療をおこなえるため、一人ひとりに合わせた最適な治療内容のご提案が可能です。
ホームホワイトニングで自信のある白い歯を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。