「上下の歯並びが悪いがする・・」
「最近、歯の噛み合わせが悪くなった気がするかも」
そんな方はいませんか?
もしかすると、上の歯と下の歯の真ん中が合わない状態になっているのかもしれません。
歯の中心(正中線)がずれていることは、見た目の問題だけでなく、肩こりや虫歯につながるリスクもあるため、適切な対処が必要です。
今回は、歯の中心がずれる原因や治し方などを詳しく解説していきます。
「歯の中心がずれてるかも?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
歯の中心がずれてる?セルフチェックしてみよう!
まずはご自身で、歯の中心のずれを確認してみましょう。
① 鏡の前で、口を“イ”の形にしてみてください
② 上の前歯2本と、下の前歯2本のすき間を線でつないでみましょう
もし、②で中心線がつながっている場合は、ずれがない正しい状態です。ちなみに、理想の歯並びはこの中心線を基準として、歯並びが左右対称になっている状態といわれています。
一方で、中心線がつながらない場合は、ずれている状態です。
見た目はきれいな歯並びの方でも、中心線がずれているとさまざまなリスクがあるため注意が必要です。
歯の中心はどうしてずれるの?
そもそも、歯の中心はどうしてずれるのでしょうか?
中心線がずれる原因は以下のようなものが考えられます。
歯の大きさや数が違うから
人間のお顔や身体は、よく見ると左右対称になっていない場合が多いです。
たとえば、耳の位置や目の大きさ、口角の上がり方など左右で若干の違いがありますよね。
実は歯も同じで、大きさや数が違うことで、中心線がずれてしまうこともあります。
日常のクセによるもの
日常生活のクセによって、中心線がずれることもあります。
たとえば、以下のようなものです。
- 爪をかむクセがある
- 指を吸うクセがある
- 頬杖をつくクセがある
- 舌で歯を押すクセがある
このようなクセを長い期間続けてしまうと、あごの骨が歪んでしまい中心線がずれることもあります。
歯の生え方によるもの
歯の生え方が関係している場合もあります。
たとえば、以下のようなケースです。
- 親知らずが斜めに生えていて、前の歯を圧迫している場合
- 八重歯のような歯が生えている場合
歯が斜めに生えていたり傾いていたりすると、噛み合わせや歯並びがずれてしまうため、中心線もずれてしまいます。
虫歯・抜けた歯を放置したから
虫歯をそのままにすると、虫歯をかばって片側ばかりで食事をするようになります。
それにより、歯並びが悪くなっていき、歯の中心がずれてしまいます。
また、抜けた歯をそのままにすることで、反対側の歯とのバランスが崩れて、中心のずれを引き起こすこともあります。
歯の中心のずれを放置するリスクは?
歯の中心がずれる原因をご紹介しましたが、放置した場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?
前述したとおり、多少のずれは誰にでもあることなので、大きな心配はありません。
しかし、大きなずれを放置してしまうと、見た目の問題だけでなく、さまざまなリスクを引き起こすこともあります。
たとえば、以下のようなリスクです。
消化不良につながる
上下の歯がずれると、噛み合わせが悪くなるため、食べ物を細かく噛み砕くのが難しくなります。
よく噛まないまま飲みこんでしまうと、胃腸に負担をかけて消化不良につながる可能性もあります。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
歯の中心がずれているということは、歯並びにも問題があるということです。
歯並びが悪いと、食材を上手く噛み砕けないため、食べカスが口の中に残りやすくなります。
また、歯並びが複雑だと歯磨きがしづらいことも…。
その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
頭痛や肩こりの原因になる
前述したとおり、歯の中心がずれている場合は噛み合わせも悪くなっています。
噛み合わせが悪いと、あご周りや首肩の筋肉が過緊張を起こすため、血行が悪くなり、頭痛や肩こりの原因になります。
歯の中心がずれてる!治し方は?保険治療は可能?
歯の中心のずれを治す方法は、大きく分けると『歯列矯正』と『外科的矯正』の2種類です。
ここからは、4種類の治療方法について詳しくご紹介していきます。
①マウスピース矯正
薄いプラスチック製のマウスピースを装着して矯正する方法です。
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べて、透明で目立ちにくく痛みが少ないのがメリットといえます。
一方、全体的に噛み合わせが悪くなっている場合は、マウスピース矯正ができない場合もあるので、注意が必要です。
②ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着させて、ワイヤーを通して矯正する方法です。
細かな調整ができるなど治療の幅が広く、マウスピースより治療期間を短くできるのがメリットといえます。
一方で、歯磨きがしにくいことや、装置が当たって痛みが出るのがデメリットです。
また、装置が目立ってしまうのが気になる方も多いでしょう。
しかし最近では、透明のワイヤーを使用したり、表側ではなく裏側にワイヤーを装着したりする方法もあるため、見た目の問題は解消できます。
③外科手術
骨格が原因で歯の中心がずれている場合は、外科手術と歯列矯正を併用する場合もあります。
あごの位置が大きくずれている場合は、歯列矯正をして噛み合わせを整えてから、外科手術をして噛み合わせの平面を揃えます。
逆に、外科手術をして骨格を整えてから、矯正器具を装着して歯並びを整えるケースもあります。
④ミニインプラントアンカー
矯正用の小さいネジを歯茎の中に埋め込んで、ワイヤー矯正と併用する治療法です。
ワイヤー矯正だけでおこなうよりも効率的に歯を移動できるので、治療が短期間で済みます。
歯茎にネジを埋め込む際は麻酔をするため、痛みや腫れはほとんどありません。
一方、矯正用インプラントの周りに汚れが付着しやすく、歯みがきが不十分だと歯茎の腫れや出血につながることも…。
衛生な状態を保つために、歯間ブラシを使用するなど丁寧なケアが必要です。
ここで費用面について気になる方もいると思いますが、歯列矯正は一部の場合を除き、保険適用外(全額自己負担)となります。一方で、外科手術を伴う矯正治療の場合は、保険治療が可能です。
歯の中心のずれが気になる方は『秋葉原総合歯科クリニック』へ!
歯の中心がずれる原因や、放置するリスク、治し方などを詳しくご紹介しました。
歯の中心が数㎜程度ずれているのであれば、そこまで心配する必要はないでしょう。
しかし、ずれが大きい場合は、消化不良や虫歯・歯周病などのリスクもあるため治療が必要です。
また、「最近、噛み合わせが悪くなった」「上手に食材を噛めていないかも」という方も、歯の中心がずれて、噛み合わせが悪くなっている可能性があります。
気になる方は、一度歯科医院を受診してみるのがおすすめです。
『秋葉原総合歯科クリニック』は、専門分野に特化した医師が在籍しています。
そのため、幅広い視点から精度の高い治療ができますし、患者さま一人ひとりに最適な治療をご提案可能です。
また、痛みの少ない治療(麻酔)や医療機器の充実により、できるだけ患者さまに負担が少ない治療をおこなっております。
「日常生活で気になることがある」「歯並びをきれいにしたい」「痛みの少ない治療をしたい」そんな方はぜひ一度当院へご相談ください!
公式LINEから無料相談も承っておりますので、「治療するか迷っている…」という方も、ぜひお気軽にご連絡ください。