インプラントの寿命は?長持ちさせるためにできる6つのこと

失った歯を取り戻すための治療法として人気のインプラントですが、何年くらい使用できるかご存知でしょうか?中には、一度インプラントを入れたら、永久に使えると思っている方もいるかもしれませんね。

しかし、人工歯であるインプラントは永久に使えるわけではなく、ほかの治療法と同じように寿命があります。

本記事では、インプラントの寿命や長持ちさせるためのポイントを紹介します。インプラント治療を検討している方も、すでにインプラントを入れている方も、ぜひ参考にしてください。

目次

インプラントの寿命はどれくらい?入れ歯やブリッジとの違いは?

インプラントのメリットの1つに、入れ歯やブリッジよりも寿命が長いことが挙げられます。いくつかの条件によって多少の違いはありますが、一般的なインプラントの平均寿命は10年程度といわれています。

これは、インプラントの土台部分である「インプラント体」が外れたときの年数とされており、日々の過ごし方やメンテナンスによってさらに長持ちさせることも可能です。また、インプラントと比較されることの多い入れ歯の寿命は3〜5年程度、ブリッジは7〜8年程度となっています。

インプラントは入れ歯やブリッジに比べて初期費用が高くなりますが、見た目の美しさや長持ちすると言う面でもメリットが多い治療法といえるでしょう。

インプラントの寿命を長持ちさせるためにできる6つのこと

一度インプラントを入れたら、できるだけ長く快適に保ちたいですよね。そこで、インプラントの寿命を少しでも長くするために、気をつけておきたいことがいくつかあります。

ここでは、インプラントの寿命を長持ちさせるためのポイントを6つ紹介します。どれも難しいことではないので、ぜひおさえておきましょう!

①高度な技術をもった歯科医院を選ぶ

インプラントの寿命には、歯科医師の技術力も影響します。そのため、できるだけ高度な技術を持った歯科医院を選ぶようにしましょう。

一見、どの歯科医師も同じ技術をもっているように見えるかもしれませんが、実はそうではありません。実は、歯科医院やドクターによって技術の差は異なり、技術の高さはもちろん、インプラント治療の実績数も異なるのです。

当然ながら、技術力が高く実績の多い歯科医院のほうが手術の成功率は高く、インプラントの寿命も長くなると考えられます。

②信頼性の高いインプラントメーカーを使用する

インプラントを提供しているメーカーは世界に数多くありますが、信頼できるメーカーを選ぶのも重要なポイントとなります。メーカーによって材質や形、コストなどが違うため、治療費にも反映されます。

世界シェア1位・2位など上位メーカーは高くても安心感がありますが、安価なメーカーは1つ1つの精度にも差が出てきてしまう恐れがあるので注意が必要です。

安全性を確保できていない状態で治療を受けると、他の歯の寿命を縮めかねないので避けるようにしてくださいね。インプラントメーカーや使用する機器について、公式サイトに掲載している歯科医院も多いので、事前にチェックしておきましょう。

③定期検診でメンテナンスを受ける

インプラントの治療が終わると、歯科医師から定期検診でメンテナンスを受けるように指導されます。インプラントは、噛み合わせや汚れの蓄積でダメになってしまうこともあります。

また、自分の歯は力によって動くことがありますが、インプラントは動かないため、メンテナンスで調整しないと噛み合わせが悪くなる可能性も。そのため、医師に直接診てもらう定期検診は、インプラントと長く付き合うためにも欠かせない要素の1つとなります。

定期検診で順調に使用できているかや、不調の原因となるトラブルが起こっていないかなど、歯科医師のチェックを受けるようにしましょう。

④衝撃や負荷がかからないよう注意する

インプラントは人工物のため、衝撃に強くありません。とくに、歯ぎしりや食いしばりは歯への負荷が大きく、寿命を縮めるリスクを高めてしまいます。

人が噛む力は思っている以上に強く、意識的に噛みしめると数十kg、就寝中など無意識の状態であれば数百kg〜1トン近くの力が加わるといわれています。このような強い負荷がインプラントにかかると、部品の破損やインプラント周囲炎を引き起こしやすくなるのです。

そのため、普段から歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、歯科医師に相談してマウスピースを装着するなど、インプラントへの負担を減らすようにしましょう。

⑤セルフケアの質を高める

インプラントを維持するための定期検診ですが、一般的なクリニックでは年に3〜4回程度です。そのため、残りのメンテナンスはセルフケアとなり、「普段からどのくらい管理できるか」がインプラントの寿命を大きく左右する要素となります。

毎日のブラッシングを丁寧におこなったり、デンタルフロスを使ったりして、お口の状態を清潔に保ち、細菌感染(インプラント周囲炎)を防ぎましょう。

なお、インプラント周囲炎の多くはメンテナンス不足によるものといわれています。定期検診を受けるとともに、自宅でのセルフケアの質を高めることも大切です。

⑥禁煙や減煙を心がける

タバコを吸っている人は、インプラントと骨の結合が難しく、寿命が短くなる傾向にあります。というのも、タバコは「血流悪化」や「白血球の活動抑制」「唾液の減少」「免疫力低下」など、さまざまな悪影響を及ぼします。

そのため、もし手術が成功したとしても、インプラントの定着が悪い、インプラント周囲炎になりやすいなど、非喫煙者に比べてリスクは高めとなります。治療前のカウンセリングなどでも説明を受けるかと思いますが、本数を減らすか禁煙する必要があります。

インプラントが寿命を迎えたら・・?

インプラントの上部構造(かぶせもの)が欠けただけなら、その部分のみの修理や交換で対応できることが多いです。一方で、最初の治療から10年以上経過しているインプラントで、骨に埋め込んだ部品が抜けるなどの状態であれば、再治療しなければなりません。

もし、インプラントがグラグラするなど「寿命かも」と思ったら、次のように対応しましょう。

保証期間内の場合は無料で再治療を受ける

インプラント治療をおこなっている歯科医院では、5〜10年ほどの保証期間を設けていることが多いです。この保険期間内であれば、治療を受けた歯科医院にて無料で再治療してくれるので、一度相談してみましょう。

ただし、保証期間に無料で治療が受けられるのは、適切なケアをおこなっていた場合のみです。定期検診に行かないなど、メンテナンスを受けていない場合は、保証適用外になることもあるので注意してくださいね。

すぐに歯科医院に相談する

インプラントの保険期間が過ぎても何らかの違和感があれば、すぐに歯科医師に相談しましょう。インプラントの不具合は自然に治ることはないので、放置すればするほど悪化してしまいます。

そのため、違和感があるまま使い続けると、痛みやほかの歯にも影響が出るなど次の治療が難しくなることも…。再治療は最初の治療より費用がかかるケースもありますが、放置するほど費用も高くなりがちです。

どんなトラブルでも早急に対処できるように定期検診に通いつつ、何かあればすぐに担当医に相談しましょう。

インプラント治療は実績豊富な秋葉原総合歯科クリニックへ

インプラントは上手につきあえば寿命を長くできるため、初期費用は高くても結果的にコスパがよい治療法でもあります。ただ、最初の治療でうまくいかなければ、寿命が短くなったり、やり直しに高額な費用がかかったりする場合も…。

当院、秋葉原総合歯科クリニックのインプラント治療では、インプラントの知識と技術が認められた『日本口腔インプラント学会専修医』が担当いたします。また、インプラントの世界3大メーカーを導入しており、患者さまに合わせた最善の治療法を選ぶことが可能です。

「痛みを最小限に抑えたインプラント治療」を心がけていますので、痛みに弱い方でもご安心いただけます。インプラント治療そのものに不安を感じている方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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