マウスピース矯正で後悔しない為に!考えられるリスクについて

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ここ最近マウスピース矯正をおこなう方が増えてきましたが、メリットだけに注目して治療をスタートされるのはリスクがあります。治療を始めたあとに「こんなはずじゃなかったのに・・・」とならないよう、マウスピース矯正の特徴や想定されるリスクについてもしっかり把握しておきましょう。

 

①1日の装着時間が長くなります

マウスピース矯正は、1日20時間程度装着し続けないと効果がでません。きちんと矯正担当医の指示に従って装着していただかないと、シミュレーション通りに歯が動かず矯正治療がうまくいきません。治療が予定通りに進まないと、結果的に治療期間が延び、費用もかさんでしまいます。

 

②マウスピース装着中は飲食の制限があります

この矯正で使用するマウスピースは歯にぴったりつく装置のため、歯の表面に汚れがあると虫歯になりやすくなります。間食など3食以外でも飲食はできますが、その都度歯磨きをして、できるだけ口腔内を清潔に保ってください。

ちなみに、マウスピース装着中は、基本砂糖の入った飲み物の接種はお控えください(虫歯リスクが高まります)。また、コーヒー、お茶、赤ワインなど、色の濃い飲み物もNGではありませんが、マウスピースが黄ばんでしまう原因となりますのでご注意ください(約1週間で交換するものなので、あまり神経質になる必要はありません)

 

③マウスピース矯正の向かない症例もあります

患者様の症例によっては。マウスピース矯正では対応できない(向かない)ケースもあります。下記のようなケースは治療が難しい場合がありますので、矯正担当医にご相談ください。

・かなり大がかりな歯の移動が必要な場合
・かなりの出っ歯や受け口の矯正を希望する場合(骨格的な問題がある場合)
・抜歯の必要がある場合(治療の難易度が上がることがあります)
・かなりの歯のねじれがある場合
・歯が歯周病でグラグラしている場合

 

④虫歯・歯周病のリスクがあります

この治療は、長時間マウスピースを装着し続ける必要があるため、どうしても口腔内が不衛生になりやすくなります。治療中はいつも以上にブラッシングやフロスなど口腔ケアを丁寧におこなう必要があります。なお、矯正治療中は歯型が変わるため、基本むし歯や歯周病の治療はできませんので予めご注意ください。

 

⑤歯に痛み、違和感が生じる。発音しづらくなる可能性があります

マウスピース装着直後に、歯に痛みや違和感が生じる可能性があります。ただし、数日程度で慣れる場合がほとんどなので、もし違和感があった場合も様子を見ると落ち着くことが多いです。また、マウスピースを入れることで、言葉を発しづらくなる場合がありますが、これも数日~数週間程度で慣れて、普通に話すことができるようになります。

 

⑥治療期間中に、歯やお口以外に異変が生じる場合があります

矯正治療中に、頭痛・首や肩のこり・吐き気・不眠・強い倦怠感などの症状がでる場合があります。これは、噛み合わせが変わることにより体のバランスが崩れ、それによる反応がでることが原因です。もし体調に異変が生じたら、すぐに歯科医師までご相談ください。

 

⑦歯ぎしりや噛みしめで装置が破損する場合があります

強い歯ぎしりや噛みしめによりマウスピースが破損する可能性があります。睡眠時に強い歯ぎしりや噛みしめがあると、装置が負荷に耐えられず破損する場合があります。なお、スポーツやジムでのトレーニング中は、装着を外さずつけたままにしておいてください。

 

 

上記の点も考慮した上で、マウスピース矯正をご検討ください。ご不明な点などありましたら、お気軽に矯正担当医までおたずねください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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