いつも秋葉原総合歯科クリニックのブログをお読みいただきありがとうございます。セレックシステムを使用した虫歯治療「1dayトリートメント」ですが、まだ新しく馴染みの少ない治療ということもあり、患者様から質問や問い合わせを受けるケースが多々あります。

そこで、これまでよくお受けした質問とその回答を用意しましたので、治療を検討される前に一度ご覧いただければ幸いです。

【Q】どんな症状でも1dayトリートメント（セレック治療）はできますか？

【A】一般的な虫歯治療にはもちろんのこと、ラミネートベニアなどの特殊な審美歯科治療でも対応可能です。当院のセレックシステムの機械は、一般的な虫歯治療でつくる詰め物・かぶせ物といった補綴物（ほてつぶつ）はもちろん、前歯に薄く削ったセラミックを貼り付ける審美歯科治療（ラミネートベニア）への対応も可能です。虫歯の大きさや咬み合わせ、お口の中の状態に合せて最適な方法を検討します。ただし、治療が必要な虫歯の部位が複雑だったり、詰め物・かぶせ物に特殊な色付けが必要な場合、1dayトリートメント（セレック治療）では対応しきれない場合がございます。

【Q】本当に１回の通院で治療は終わりますか？また治療時間は１時間で済むのでしょうか？

【A】オーソドックスな形状の虫歯で、患者様のお口の状態が良好な場合は、1回の通院かつ1時間の治療時間で処置が完了します。ただし、虫歯進行が進み症状がひどいケース、歯周病が進行し歯ぐきの状態が著しく悪いケースなど、当日にセレック治療ができない場合もございます。また、治療が複雑な虫歯、虫歯が複数箇所ある場合、詰め物・かぶせ物に特殊な色付け加工が必要な場合など、当日かつ1時間以内の治療が難しい場合があります。

【Q】なぜセラミックが良いのですか？

【A】詰め物・かぶせ物への着色や変色がなく、二次カリエス（二次う蝕）や金属アレルギーの心配が無いからです。セラミックは保険診療で使われる歯科用プラスチック素材「レジン」と比べ、着色や変色、摩耗といった心配がありません。また金属を使用した補綴物（ほてつぶつ）と比べてプラーク（歯垢）が付きにくく、二次カリエスや金属アレルギーの心配もありません。セレックで使用するセラミックは品質管理が厳格な工場で規格生産していますので、気泡や異物が混入することもなく、常に品質が安定しています。セラミックは天然の歯にもっとも近い素材なので、詰め物・かぶせ物の素材としてはもってこいなのです。

【Q】治療後に歯茎（歯ぐき）が黒ずむことはありませんか？

【A】詰め物・かぶせ物が影響して歯茎が黒ずむ原因は、唾液の影響で、使用されている金属から金属イオンが溶け出し、それが影響して歯肉が黒く変色するからです。特に保険診療で使用されている金銀パラジウム合金や銀合金は歯茎を黒く変色させるリスクが高いと言われています。一方セラミックは、それ自体に変色のリスクとなる成分が含まれていたり、腐食することはないので、歯茎への着色の心配がないのが特徴です。しかし、歯髄（歯の中にある神経）がない歯で、金属の芯を使ったセラミック人工歯を入れた場合、時間の経過とともに歯の根が黒く変色することがあります。

【Q】1dayトリートメント（セレック治療）に保険は適用されますか？

【A】1dayトリートメント（セレック治療）は保険外診療となります。保険は適用になりませんが、コストに見合っただけの治療効果や審美的結果が得られますので、当院としても自信を持っておすすめすることができます。短時間・高耐久・経済的な虫歯・審美歯科治療が実現できますので、ぜひ一度通常の治療と比較検討いただければと思います。スタッフにおたずねいただければ詳しくご説明させていただきます。

【Ｑ】1dayトリートメント（セレック治療）の費用はどれくらいですか？

【Ａ】虫歯の進行度合いや治療する箇所により価格が変動いたします。実際に検査をしてみて虫歯の進行度合いやお口の状態を診てみないと判断できかねますので、一度検査をお受けいただき歯科医師まで価格をおたずねください。

①インレータイプ（小さな詰め物の場合）　　66,000円（税込）
②クラウンタイプ（かぶせ物の場合）　　　　121,000円（税込）