インプラントのやり直しはできる?原因・治療法・費用まで徹底解説

インプラントは「一生もの」と思われがちですが、まれに不具合が起きて、やり直しが必要になるケースもあります。

「痛みが続いている」「グラグラしてきた」「他院で入れたインプラントが合わない気がする」、そんなお悩みを抱えていませんか?

この記事では、インプラントのやり直しが必要になる原因や治療法、費用の目安まで、わかりやすく解説します。

不安を解消し、納得のいく治療につなげるためにも、ぜひ最後までご覧ください!

目次

インプラントをやり直すケースとは?

インプラントをやり直すケースとは?

インプラントはしっかりとケアすれば長く使えますが、まれに問題が起こり、やり直しが必要になることがあります。ここでは、代表的なケースを3つご紹介します。

インプラントのぐらつき・痛み・腫れが続く

インプラントを入れた後、違和感や痛み、腫れがいつまでも引かない場合は注意が必要です。原因としては、細菌感染や噛み合わせのズレなどが考えられます。放置すると周りの骨が溶けてしまうこともあるため、早めの対応が大切です。

骨とインプラントが結合しなかった

インプラントは、あごの骨としっかり結びつくことで安定します。しかし、体の状態や骨の量、治療時の環境によっては結合がうまくいかないことがあります。この場合、インプラントをいったん取り除き、必要に応じて骨を補う処置を行ったうえで、再度の埋入が検討されます。

歯ぐきが下がって見た目に影響が出た

時間が経つと歯ぐきが下がって、インプラントの土台が見えてしまうことがあります。とくに前歯など目立つ部分では、見た目の違和感や不満につながることも。この場合は、歯ぐきを再生する処置や、新たにインプラントを入れ直す方法がとられることもあります。

インプラントやり直しのおもな原因

インプラントやり直しのおもな原因

インプラントのやり直しが必要になる背景には、いくつかの原因があります。ここでは、とくに多い3つのケースについてご紹介します。

手術時のトラブルや技術不足

インプラントの成功には、的確な診断と高い技術力が欠かせません。あごの骨の状態に合わない位置に埋め込まれた場合や、骨の処置が不十分だった場合などは、治療後にぐらつきや違和感が出ることがあります。とくに他院で治療を受けた方で、そうした問題が後から見つかるケースも少なくありません。

セルフケア不足やメンテナンスの不備

インプラントは虫歯になりませんが、歯ぐきや周囲の組織はケアが必要です。歯みがき不足や、定期的なメンテナンスを受けていないと、細菌がたまり、インプラント周囲に炎症が起きることがあります(いわゆる“インプラント周囲炎”)。この状態が進行すると、骨が溶けてインプラントが支えられなくなることがあります。

歯ぎしり・噛み合わせの問題

就寝中の歯ぎしりや、噛み合わせのバランスが悪い場合、インプラントに過度な力がかかり、徐々にダメージが蓄積することがあります。とくに、自覚がないまま歯ぎしりが続くと、インプラントがグラついたり、土台が割れてしまうことも。必要に応じて、マウスピースなどの対策が有効です。

インプラントのやり直し治療の流れと方法

インプラントのやり直し治療の流れと方法

インプラントのやり直しには、状況に応じた適切な治療計画が必要です。ここでは、一般的な流れと、必要に応じて行われる処置、そして「セカンドオピニオン」の大切さについても解説します。

インプラント除去から再埋入までの流れ

まずは、不具合のあるインプラントを一度取り除く処置(除去)を行います。周囲の骨や歯ぐきの状態をしっかり確認し、必要であれば炎症や感染が落ち着くまで数ヶ月の経過観察期間を置くこともあります。

その後、骨の状態が整ったタイミングで、新たにインプラントを埋め直す再治療(再埋入)を行います。最初の治療よりも慎重に診断と計画を立てることで、再治療でも成功に導くことが可能です。

骨が足りない場合の骨造成(GBR・サイナスリフト)

インプラントをやり直す際、あごの骨が不足していると再埋入が難しいことがあります。そのような場合には、骨を補う処置(骨造成)を行います。

たとえば、骨が薄くなっている部分には人工の骨材料を使って厚みを補う「GBR(骨再生誘導法)」、上あごの奥歯の骨が少ない場合には「サイナスリフト」という方法が行われることもあります。どちらも、インプラントをしっかり支える土台をつくるための大切な治療です。

セカンドオピニオンを受ける重要性

「治療のやり直しが必要」と言われると不安になりますが、一度別の医師の意見を聞いてみること(セカンドオピニオン)も大切です。

とくに、前回の治療経過やトラブルの原因がはっきりしない場合は、経験豊富な歯科医師による再診断で新たな治療の選択肢が見つかることもあります。

治療をあきらめる前に、納得のいく説明と判断を得ることが、よりよい結果につながります。

インプラントをやり直す際の費用と期間

インプラントをやり直す際の費用と期間

インプラントの再治療を検討するうえで、気になるのが費用と治療にかかる時間です。ここでは、やり直し治療の費用相場とおおまかな治療期間・通院回数の目安についてご紹介します。

費用相場の目安

インプラントのやり直しにかかる費用は、再埋入だけの場合で約30万〜50万円ほどが目安です。

ただし、インプラントの除去や骨を補う処置(骨造成)が必要な場合は、別途10万〜30万円程度の費用が加算されることがあります。

使用する材料や治療内容によって費用は変動するため、事前にしっかりと見積もりや説明を受けることが大切です。医療費控除の対象になる場合もあるため、あわせて確認しておくと安心です◎。

治療にかかる期間と通院回数

やり直し治療は、一度インプラントを除去し、骨や歯ぐきの状態が整ってから再度インプラントを埋め込むという流れになることが多いため、全体で6〜12ヶ月程度かかることがあります。

通院回数は、診断や処置、経過観察、再埋入、被せ物の装着までを含めて5〜10回程度が一般的です。ただし、症例によって大きく変わることがあるため、初回の診察時に治療計画を詳しく確認することをおすすめします。

やり直しに強い歯科医院を選ぶポイント

やり直しに強い歯科医院を選ぶポイント

インプラントのやり直し治療は、最初の治療よりもさらに慎重な判断と高い技術が求められます。安心して任せられる歯科医院を選ぶために、以下のポイントをチェックしておきましょう!

難症例に対応できる実績・設備があるか

骨が少ない、炎症があるなどの難しいケースに対応できるかどうかは、歯科医院の経験や技術力の高さを見極める重要な指標です。過去の症例実績が豊富で、外科処置に対応できる専用の手術室や滅菌設備が整っている医院であれば、再治療も安心して任せやすいでしょう!

CTやシミュレーションなど精密診断が可能か

やり直し治療では、現在の骨の状態やトラブルの原因を正確に把握することがとても大切です。歯科用CTや、インプラントの位置を事前にシミュレーションできるガイドシステムが整っている歯科医院であれば、治療の計画や安全性も高まります。

相談・説明が丁寧な歯科医院かどうか

再治療には不安がつきものです。そんなとき、患者さんの気持ちに寄り添いながら丁寧に説明してくれる歯科医院かどうかは、とても大事なポイントです。

メリットだけでなく、リスクや治療後の注意点までしっかり話してくれる医院は信頼できます。不安なことは遠慮せず質問し、納得してから治療に進めるかどうかを判断しましょう!

当院ではインプラントのセカンドオピニオンも受け付けております!

当院ではインプラントのセカンドオピニオンも受け付けております!

「このまま治療を進めていいのか不安」「他の選択肢も知りたい」そんな時は、セカンドオピニオンを受けてみることも一つの方法です。インプラントは一度行うと長く付き合っていく治療だからこそ、納得したうえで決断することがとても大切です。

秋葉原総合歯科クリニックでは、これまで多数のインプラント治療・再治療に対応してきた経験豊富な歯科医師が、現在の状況を丁寧に診断・ご説明いたします。大学病院レベルの設備と、外科手術にも対応できる体制が整っているため、難しい症例にも柔軟に対応可能です。

他院でインプラントを断られた方、治療後の不調でお悩みの方も、あきらめずにまずはご相談ください。あなたにとって最善の選択ができるよう、しっかりとサポートいたします!

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